会社制服の裾上げでお悩みではありませんか?サイズが合わない制服を着用していると、スタッフの見た目や業務効率に悪影響を及ぼすだけでなく、企業イメージを損なう可能性もあります。
制服の裾上げは、手縫いで仕上げたり裾上げテープを使ったりして、自身による補修が可能です。本記事では、裾上げ方法やサイズの合わない制服をスタッフが着用することで起こりうる企業リスクなどを解説します。
また、信頼できる裾上げ業者の選び方についても、紹介しています。制服を初めて買う企業のご担当者や、すでに購入したもののサイズが合わなくてお困りの方は、参考にしてください。
会社制服の裾上げ方法4選
会社制服のサイズ調整方法で、もっとも一般的なのが裾上げです。裾上げには、主に以下の4つの方法があります。それぞれの特徴を理解し、状況に応じて最適な方法を選びましょう。
・手縫いで裾上げする
・裾上げテープで補正する
・ミシンで裾上げする
・業者に依頼する
以下で、パンツを裾上げする際の手順や、業者に依頼する際のポイントについて紹介します。
1.手縫いで裾上げする
手縫いによる裾上げは、特別な道具を必要としないため、初心者でもトライしやすい方法です。以下の手順で作業を進めましょう。
1.試着して裾の長さを確認し、しつけ糸で仮止めする
2.2cm程度の幅で折り、アイロンで折り目をつける
3.針に布と同系色の糸を通し、縫い進める
縫い方にきまりはありませんが、縫い目を目立たせたくないならまつり縫いで、丈夫に仕上げたい場合はなみ縫いを選ぶとよいでしょう。
2.アイロン接着で完成する裾上げテープを使う
アイロン接着の裾上げテープは、手軽に美しく仕上げられる便利な方法です。裾上げテープの使い方は、以下のとおりです。
1.裾の長さを決めたらピンで留め、8cm程度残してカットする
2.パンツを裏返して、再度ピンを留め直す
3.裾を一周した長さ+2cm程度の長さに裾上げテープをカットする
4.カットした裾上げテープを水に浸して絞る
5.裾上げテープの真ん中に裾が来るように置いて、アイロンをかける
アイロンは150℃(中温)に設定し、当て布を使用します。滑らせず、上からしっかり押さえつけるのがコツです。
3.ミシンで仕上げる
ミシンでの裾上げは、手縫いと比べると、丈夫な仕上がりが期待できます。具体的な裾上げ手順は、以下のとおりです。
1.裾上げしたい長さを決め、ピンで止める
2.長さに2cmの縫い代を加えた位置にチャコペンで印をつける
3.生地をカットし、裾を2回折り返す
4.アイロンで折り目をつけ、ミシンをかける
なお、縫い代分が足りないパンツの場合は、リッパーで縫い目を解いて広げておきましょう。また、ミシンの縫い終わりは返し縫いをして、糸が解けないように補強します。
4.業者に裾上げを依頼する
確実に美しい仕上がりを得られるのが、業者への依頼です。特に、裏地付きのスラックスやプリーツスカートなど、裾上げの難易度が高いアイテムに向いています。
依頼するコツは、希望の長さを具体的に伝えることです。総丈や股下の長さを正確に測定してから伝えることで、体型にぴったり合った仕上がりとなり、履き心地や見た目が良くなります。また、普段履く靴の高さや着用する場面をふまえて、最適な長さを選ぶと良いでしょう。
スタッフがサイズの合わない制服を着用するとどうなる?
サイズの合わない制服は、着用者の見た目を損なうだけでなく、業務にも大きな支障をきたします。裾上げの有無は、一見些細なことのように思えますが、実は相手に与える印象を大きく左右するものです。具体的なデメリットは以下のとおりです。
・作業効率が悪くなる可能性がある
・企業イメージが悪くなる可能性がある
以下で詳しい内容を見てみましょう。
作業効率が悪くなる可能性がある
サイズの合わない制服は、日常的な業務をこなすうえで、さまざまな支障をきたすことがあります。たとえば、大きすぎる制服は、作業中に邪魔となり、動きが制限されてしまいます。反対に、小さすぎる制服は体にフィットしすぎているため、窮屈で動きにくくなることも。
サイズが合わない制服を着用すると、ストレスを常に感じ続けるため、着ているスタッフは不快感を感じます。体に負担をかけることで、疲労感を増大させ、作業効率が悪くなる可能性もあるのです。
企業イメージが悪くなる可能性がある
制服は、企業の「顔」としての役割を持ちます。しかし、シワや着崩れが目立つ制服をスタッフが着用していると、企業イメージを大きく損なうこともあるのです。特に接客業では、だらしない着こなしをしていると、顧客からの信頼を失う可能性もあります。
サイズの合わない制服を着用する社員が増えると、取引先との商談や契約にも悪影響を及ぼす可能性があり、ビジネスチャンスを逃す原因にもなりかねません。
最初から制服のサイズを合わせて購入できる?
結論として、制服のサイズを最初から合わせることは可能です。多くの制服業者はサンプルを用意しており、既製サイズから最適なものを選べます。ただし、量販店の商品では細かいサイズ指定が難しい場合もあるため、専門業者に依頼するのがおすすめです。
裾上げ業者を選ぶコツとは?
満足のいく仕上がりにするため、裾上げを業者へ依頼する際に押さえておきたいポイントを紹介します。
・融通のきく対応が可能
・小規模ロットから対応
・丁寧なヒアリングが可能
それぞれ、詳しい内容を解説します。
融通のきく対応が可能
制服の採寸から裾上げまでをスムーズに進めるには、柔軟な対応力を持つ業者を選びましょう。社員一人ひとりの体型や要望に合わせた調整が可能で、急な変更にも対応できる業者なら、後々のトラブルを未然に防ぎやすくなります。
具体的には、以下のポイントをチェックすることをおすすめします。
・納期や価格の相談に柔軟に応じられる体制を整えている
・充実したアフターサービス体制がある
・社員の体型や要望に応じた個別調整が可能
融通のきく業者を選ぶことで、希望通り仕上がりになります。
小規模ロットから対応してくれる
発注数が少なくても、柔軟に対応してくれる業者を選ぶことが重要です。一般的な業者では、最低ロット数を100着〜と設定していることも少なくありません。その場合、少人数の企業では発注のハードルが高くなってしまいます。見積もり依頼の段階で、小規模ロットに対応しているかどうかを、確認しましょう。
丁寧なヒアリングが可能
通常、制服業者との最初の打ち合わせでは、ヒアリングが行われます。優良な業者は、寸法の計測だけでなく着用シーンや業務内容まで丁寧に確認し、最適な提案をしてくれます。立ち姿勢だけでなく、着席や歩行時のバランスを考慮してくれる業者を選ぶことも重要です。
裾上げやオーダーメイド制服はトップフジ株式会社におまかせください
会社の制服は、従業員一人ひとりの体型に合わせることが大切です。トップフジ株式会社では、制服販売に加え、仕上がりの美しさにこだわった裾上げサービスも提供しています。費用は1,000円〜2,000円が目安となりますが、商品の形状や裏地の有無によって金額が異なる場合もあるので、詳細はお気軽にお問い合わせください。
また、トップフジ株式会社では、フルオーダーメイドの制服を用意しております。最小50着から、オリジナルの制服が作成可能です。そのため、従業員数が少ない中小企業も、多数の在庫を抱えることなくご利用いただけます。